今シーズンの横浜の10連敗は無かったことにしよう。令和の徳政令ってことで(挨拶)
令和フィーバーも冷め始めた6月も下旬。
街中では令和生まれは常識が無い、言葉が通じないだのと
早速ヘイトスピーチが始まっています。
そんなヘイセイッパリに届けたい胸の鼓動。
心躍る2018年に戻すパワプロ2018(2019年Ver)をレビューっつーか
くっそ面白いからお前らもやれよって話をしたいので聞いてくれ。
なお、最近発売されたスイッチ版ではなく、
去年発売されたPSVita版だからそこんとこ、よしなに!
※なお、スマホパワプロアプリと似通っている部分があるそうですが
自分はスマホ版は未プレイなので既プレイヤーはそこは了承してくれ。
□前置き
↑ご存じ。いつもの。おまちかね。パーフェクトクローザー。
さて、パワプロといえば渋谷のJK100人に野球ゲームといえば?と聞くと
MAJOR Wii パーフェクトクローザーとあわせて
この名前が挙がる位には超有名なタイトルでしょう。
我等アラサー17歳JKオタクは幼い頃から悪のスポーツジムKONAMIが作った
パワプロ・ウイイレ・メタルギアというゲームによって野球とサッカー、
第二次世界大戦後の世界を二分した西側諸国のアメリカを盟主とする資本主義・自由主義陣営と、東側諸国のソ連を盟主とする共産主義・社会主義陣営との対立構造
について強制的に親しみを覚える体に改造されてしまいました。
なのでツイッターに溢れる男オタク共が野球かサッカーに詳しかったら
KONAMIによる改造人間だと思ってかまいません。
あとスターリンアイコンは軒並みキチガイなので先制ブロックをしましょう。(ライフハック)
しかし、とはいっても両方好き!という人は珍しく野球派かサッカー派か、あるいは
民主主義か共産主義かでクラス内は静かに対立し、昨日まで友人であったものが明日は武器を取り合い殴り合うかもしれないという緊張感。
これを冷戦といいます。
はいここテストに出ますよ。覚えておいてください。
さて、そんな遊べるキューバ危機ことパワプロの最新作は2019年6月になっても
「実況!パワフルプロ野球2018」です。
スイッチ?忘れろ。
既に2019年になって半年近くたち、令和になってもまだ2018。
いつまで平成気分なのか?
KONAMIユーザーは声を挙げないのか?オラ声挙げろ!
Hey!Say!(平成)Ho~!
・・・よしっ(適当)
言いたかったことをいえたのでここからは真面目に話します。
まぁ悪の梁山泊KONAMIも馬鹿じゃありません。
パワプロ2018に2019年Verデータをアップするという方法をとってきました。
おっこいつ馬鹿だな。
↑ゲーム開始とともに即このメニュー。この気遣い。どうしたんだKONAMI。
しかも2018年バージョンと2019年バージョンをソフト起動時に選ばせてくれるという親切仕様。
どうしたんだよ悪の悪魔城KONAMI。
デッドオアアライブを見てランブルローズという
パクッた感じのソフトを出してくる浅ましさは何処に行ったんだ。
↑いやあの作るじゃないですか。男なのに長髪とか眼帯キャラ。僕は悪くありません。中二病が悪い。
まぁ2018年バージョンも大分飽きてマイライフをサクセス選手で無双するという
パワプロユーザーの誰もが陥る末期状態になっていたほどでしたので
「さー2019ちょろっとやったらそろそろインディーズ系統に手を出すかなー」
とか思ってたらうっかりゲロハマり。
アップデートが来て数日間の僕のツイッターは「パワプロ面白いbot」になるほどハマる。
割と数日間朝日にお休みと言ってから寝る生活になっていました。
朝日の野郎、顔を真っ赤にしてましたね。
抱いてやればよかったかな。
□いい加減にゲーム概要。
さて、そんなパワプロ2019Verの最大の目玉は名将甲子園という新モード。
シリーズ経験者向けに簡単に言うと
栄冠ナインにサクセスキャラを突っ込んでいるモードです。
ただ、ゲーム性は栄冠ナインとはまったく異なります。
スゲー雑というかマクロにゲームを語ると以下のループでゲームが出来ている。
- シナリオで強いチームを作る。
- 1で作ったチームを使い、スタジアムで勝利する。
- 1の中で達成したチャレンジ(目標)・2のスタジアムでの勝利数で得られる
ダイヤ(いわゆるガチャ石)を使ってガチャを回す。 - ガチャで得られたキャラを用いて再度シナリオに挑む。
しかしコレが滅茶苦茶面白い。
では、ゲームのちゃんとした説明をしましょうか。
↑うだつの上がらない選手だったのになぜか監督に。さぁ施設を増やして部員を育てよう!
シナリオ*1ごとに若干舞台は違いますが
プレイヤーは野球部に監督として就任し、サクセスで登場した旧キャラクターを中心とした野球部を3年以内に甲子園優勝に導くというゲームになっています。
ただし、どの高校にも単純な指導以外で強化する方法が用意されています。
例えばパワフル高校では廃部寸前ということもあり、
今じゃグラウンドも荒れ放題。油断したら後ろからバッサリだ。
したがって、キャラクターに練習指示を出しながら施設を拡充する。…といった
「強いチーム」を作り上げることがプレイヤーの目標となります。
それらもう一つの強化方法、パワフル高校で言う「施設」を拡充するには発展ポイントという点数が必要になり、
それは試合に勝利することで上昇する学校のランクによって決まります。
弱小から始まり最後には名門、といった形で月一で支給されるポイントが上がってく。
つまり、練習⇒試合⇒施設拡充⇒練習…と、
それぞれでいい結果を出したければそれぞれを頑張る必要があるわけですよ。
↑ミッションは単体としてのキャラの能力を上げるものと全体に経験値を配布するのがあり!
んで、このゲームの特徴としてミッションというのがあります。
たとえばシリーズおなじみ矢部明雄。
彼はシリーズ共通して走力練習が得意で本作もプレイヤーが矢部に直接指導(練習を選ぶ)するとイベントが起こる。
こうして決められた直接指導の回数やHR・ヒットの数の条件を満たすとイベントが発生する。
んで絆がUP。
場合によっては矢部自身あるいはチーム全体に経験値が配られます。
こういったサクセスキャラとのイベントの豊富さが一つのウリなんでやんすよね。
んで、このゲームのいいところなんですけど
徹底的な辞め時の無さ。
まず第一にものっそいテンポがいい。
↑静止画ではわからないだろうが約2倍で進む高スピード。たかーいフライも即回収!
元々そこまで悪くなかったのですが
メッセージを全部早送りする機能、試合の守備部分を早送りする機能が追加され、
凄まじいスピードで進むためノーストレス。
また自分で操作する試合が少な目であるため非常にサクサク進む。
1年間では最大でも10試合程度。最短だと2試合。
秋(9月)にも地区予選がありますが、これは自動で試合が進むため
モード自体の進行速度のテンポがマジスピーディワンダー。
結果にこだわらず1週(3年間)するだけなら二時間かからないってくらい早い。
んでレスポンスもいい。
ゲームで「止め時が無い」って形容されるじゃないすか。
あれって単純に区切りが無いって言うのもあるけど、
自分が選択した行動が即時反映されていくっていうのがでかいと思うんですよ。
↑練習!練習解除!練習!能力が即上がっていくのが楽しい!
このモードの場合、ミッションやイベントの多さもそうだけど
シンプルに即能力値に反映されてくわけで強くなる過程が見えるのがたまらん。
一回始めるとクリアまでするすると続けてしまうのが怖い。
んで君らはゲームをやる上でどういうときに楽しみを覚える?
強くなる(パラメータアップ)とき、強くなる過程、
一度負けた敵に勝ったとき、敵を蹂躙したとき。
大体このあたりだろう。
名将甲子園にはぜんぶある。
えいえんはあるよ。ここにあるよ。
↑1年ごとにキャラクターを追加していく。ジワジワとキャラと戦力が増えていく。
このゲームの序盤は戦略シミュレーションとかでありがちな
「少ない手札でやりくりする」ゲームなんですよね。
Civilaizationとかファイアーエムブレムなんかでもそうなんですが
とにかく序盤は取れる手が少ないし、戦力も低い。
この名将甲子園だと通常どうしても最初の夏、7月の地区予選は負けちゃうんですよ。
運よく勝ちを拾えて学校ランクが一個上がればラッキー程度。
まぁ実際にはまず勝てない。リベンジを誓って3年生が引退する。
最初は手札が少ない中、
「配られたカードで勝負するしかないのさ」と耐え、ちまちまと設備を整えていく。
あたかも復讐に備えて牙を研ぐ獅子のように。
こういった「戦力を増強していく」ことを僕は
「手札が増える」と呼んでますがこの手札が増えていって敵を蹂躙する感覚が楽しい。
↑どんな時でも手加減しないスポーツマンシップ。こんなスポーツマンシップがあってたまるか。
自分の育成理論だと野手のほぼ全員パワーヒッターかアベレージヒッターが着くので
甲子園で26-0とか公開処刑キメた日にはもう絶頂モン。
先ほど言った栄冠ナインと比べてのゲーム性の違いってのは
自分が操作できる試合があるってのもあるけどそういうのではなく深いところでのゲーム性が全然違う。
どちらも弱小から這い上がる形になるのですが、
栄冠ナインはある程度まで行くと設備と名声が完全に整い、優勝・甲子園出場は当たり前という
プレッシャーから「奪われる恐怖」がちらついてくる。
しかし名将甲子園は3年で全リセットされるため最後まで「奪う側」で終われる。
↑優勝しようと負けようと3年で終了!だからこそ奪う側のままで終われて楽しい。
この初期状態にリセットされることってのは納得できる理由があるならいいことなんですよ。僕にとってゲームって
強化完了後の無双より、強化する過程のほうが面白い。
ドラクエで一番楽しいのははがねのつるぎを買った頃理論ですよ。
これを半永久的に出来るから栄冠ナインは面白かった。
そして名将甲子園もまたその点に関しては改良を加えつつ面白い。
ただまぁその手札を序盤からそれなりのもんをそろえようと思うと方法が一つしかありません。
ガチャです。
はいストップストップそこで引かない。
わーっとるわーっとる。
□もう一度ぬくもりを。
↑最高レアと最低レアでこの差!見てくれよ低レア詐欺なんてありえないぞ!
かの<史上唯一の4選者>ルーズベルト米大統領の
「死んでもFGOには出たくない」という有名な遺言があるように
一部から蛇蝎の如く嫌われているガチャですが、
悪の枢軸国KONAMIの名将甲子園ではガチャでいいキャラを出せば大体解決します。
パワプロガチャのレアリティはN⇒R⇒PR⇒SRという四段階で右に行けば行くほど
初期能力値・初期レベル・限界レベル・初期絆、そしてキャラ固有のミッションの数も増えるため、
結論から言うと「レアリティの暴力」と言ってもいいゲーム。
↑画面は最高レア。文句なく最強クラスの能力値(星マーク横の数値)。すき…。
ちなみに上位レアを食う下位レアも一応一部います。
例えばご存知猪狩守。下手なSRよりPRで凌駕してしまう性能。
かーっ見んね!KONAMIは初代プレイヤーに忖度しとるわ!卑しかーっ!
でもそういうとこ好き・・・。
↑さっきの守と比べるとなんと半分以下。カスすぎる…すき…
かわりに最高レアとは思えないほど弱いのがこちらもご存知早川あおい。
最初のガチャで必ず出るとはいえ最高レアとは思えんほどカスみたいな能力にされています。
しかし元々パワプロ初登場時点では客寄せパンダ程度の使われ方をしてたキャラと考えるとある種見事な原作再現。*2
かーっ見んね!KONAMIは初代プレイヤーに忖度しとるわ!卑しかーっ!
でもそういうとこ好き・・・。
↑ザ・ガチャ。10連は250個という割と重めだが最高レア確定の補助券もあり。
さて閑話休題。
かの<赤い皇帝>スターリンも
「女体化されてFGOには出たくない」という有名な遺言を残してこの世を去るほどにガチャは嫌われがちですが
悪が畑から生えてくるKONAMIはそういうところは考えません。
引かない・媚びない・省みない悪の聖帝十字陵KONAMIはコンシューマにガチャを入れてくる。
課金要素も勿論ある。
しかしそんなサウザーにも付き合って五年のお師さんがいます。
↑たとえばパワーAのキャラを作るとかそういう緩いチャレンジもある。辞められねぇ止まらねぇからよ…
チャレンジという条件を達成することで
アイテムやキャラ、そしてガチャ石がもらえるのですがこれが旨い。
シナリオ中のチャレンジも、スタジアムの中のチャレンジも
目標が大抵ちょっと頑張れば出来る程度に収まってるのでモチベが保ちやすいし、周回のモチベも上がりやすい。
ここら辺の目標値設定が見事なので鼻先にニンジンを付けられた馬の如く走り回ります。
ここら辺はソシャゲを運営しているというノウハウがあるんでしょうかね、
本当に上手い。
チャレンジをほとんど達成しきり、もう貰える石がない・・・
という状況もイベントをよく開催してくれるので問題ない。
KONAMIの犬になってスタジアムを勝ちあがれるのなら俺は喜んで犬になるワンし、
君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなるアークックック。
そう思わせるほどの絶妙な目標設定がモチベになる。
↑シナリオの結果が出る。そしてそのチームでスタジアムを蹂躙だ。
本来であればシナリオが終わったら一つの区切りなんだけど、
シナリオが終わったらそのチームをスタジアムで試したくなる。
スタジアムで得た汚い金こと石でガチャを回したくなる。
ガチャで出た強いキャラをシナリオで試したくなる・・・と
シナリオ⇒スタジアム⇒ガチャ⇒シナリオ・・・という好循環がギュインギュイン回る。
トップブリーダーKONAMIは僕たちにペディグリーチャムを定期的に与えてきます。
本来であれば区切り足りえる部分が他のもので補われているため「手札が増える」状態が続けば本当に止められない辞められない。
世界を売った男ことKONAMIはこう言いたいのかもしれません。人間は
ガチャで悪い結果が出れば共産主義者となり、
ガチャで良い結果が出れば資本主義者となる。
結局人間はエゴの塊であり、
戦争とは人が生み出したエゴこそが原因だと。
そしてエゴの加速を止めねば戦争は止まらないと!
悪の・・・いえ、我等のKONAMIはそういいたかったのかもしれません。
そう、悪も正義もこの世には無いんだと。
何をいってんですかね。
□総評
↑面白いよマイライフ。面白いよ栄冠ナイン。
なんだかんだでやっぱパワプロおもしれーわ。
今回は新モードである名将甲子園の話ばかりでしたが
マイライフ・栄冠ナイン・ペナント・パワフェス(いわゆる冥球島モード)などやろうと思ったら2019年では遊びつくせないほどモードがアリアス(元阪神)。
バランスが悪かった時期もあるんですが、大分改善されてマシになりとかく遊びやすい。
やはりバランス調整に一年かけただけはある出来に。
何故初日にこのレベルのものが出せなかったのかは疑問ですがやっぱりパワプロ。
No1野球ゲーム(自称)だけあります。
果たして実況パワフルプロ野球2019が出るかは定かではありませんがまだ買ってない人は諦めて買うのが良いかと。
自分はPSvita版ですがPS4版はグラフィックもいいので買って損なし。
それではお約束の言葉で〆ましょう。
やきゅうしようよ!
↑恒例のこれ。やっぱいい言葉だよね。