20世紀最高のゲームのユーザーインターフェース(以下、UI)は何か?
と聞かれたら僕は間違いなく「初代トルネコの大冒険」と答える。
ローグという下敷きがあったにせよあまりにも最初から完璧で一部の隙も無い、
機能美の極地ともいえるUIは僕の心をとりこにした。
ゲームを評価するにおいてUIを重要な一つとしてみているのは恐らくこのゲームの影響だろう。
しかし、スマートホンというプラットホームにおいては
ローグ系統のゲームはその美しさが消えており非常に煩雑でわずらわしい。
四本の指でスムーズに動かせ、ボタンを押すことにすら快楽のあるコンシューマに対し、2本の指ですら難しくなるスマホではお話にならなかった。
事実シレンのスマホゲームはサービスを終了していたりする。
しかし、本作はローグライクではあるものの風来のシレン型から脱却し、スマホに適した進化を遂げた、
それが「世紀末デイズ」である。