ホスピタル病院

自分をモヒカン社畜だと思い込んでいる17歳JKのブログ

爆死が無料!今すぐ逝け!『スーパーボンバーマンR オンライン』レビュー。

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最近のオタクの死因はガチャでの爆死が多いらしいね。(挨拶)

猫も杓子もバトロワバトロワ
実際面白いから仕方ないのですがちょっと多すぎるんとちやうか?と思ってしまう今日この頃。
またも登場したのがある意味元祖バトロワといってもいいボンバーマン

そりゃあもう相性がいいわけですよ。面白いわけですよ。
うっかりはまっちゃったわけですよ…!

ということで、『SUPER BOMBERMAN R ONLINE(スーパーボンバーマンRオンライン)』をレビューしよう。

ではよしなに。

 

 


□概要

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オンライン対戦可能なボンバーマンです。

そういや版権がKONAMIに移った元ハドソンのボンバーマン
これが発売される前に『ボンバーマンR』というタイトルがあったのですが、
本作は対戦特化、バトロワ特化の一本となっています。

基本無料でバトロワは対戦可能。
友人の誰かが買っていればプライベートマッチも可能になっており
従来のボンバーマン対戦も可能です。

でも、面白いのは今回の新ルール!
そこら辺を説明していきましょう。

 

□イニシャルB。

f:id:exa_axe:20210606015129j:plain↑唸る爆弾!はじける爆弾!吹き飛ぶボンバーマン

ほー最大64人対戦!とちょっと驚くのですが実態としては
幾つかのエリアに少人数で分かれて戦う感じなんですよね。
64人が一斉に戦うわけではないんです。

これねぇ、最初聞いたとき俺の中で疑問があって。
やっぱり64人で一斉にやりたくないっすか?っていう気持ちがあって、
なんつーの?はーコナミはわかってねぇな~~~
全く関係ないけど幻想水滸伝出せや~~~って思ってた。

したらよ。

やってみるとこれ良く出来たシステムなんだわ~~~。

 

最初は四人からスタートなんですが、
実際のところその4人で戦い始めることはあんまりないです。
最初は火力が低いのでせっせと壁を爆破して、
そこに埋まってるアイテムを集めるところからスタート。
でも全部の壁を壊した辺りでとりあえずその盤面での時間制限が来ちゃう。

時間が来ると他のエリアとの通路が解禁され、移動できるようになる。
んで一般的なバトロワ同様、時間制限で安全エリアと危険エリアがあって
危険エリアから安全エリアに移動することになる。
(ちなみにこの間は爆弾を置けない)

んでエリア移動するわけだが、
最初は4人固定だがエリア移動の際は人数制限は取っ払われる。
これで生まれる駆け引きがアツい!

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↑エリア移動はバトロワ伝統!エリア移動で戦略と駆け引きが生まれる。星マークが表示される部屋はアイテム有。

エリア移動時には2つの駆け引きが発生する。
一つは盤面自体の人数。
もう一つは盤面の中での位置取りだ。

ボンバーマンはやられたときにこれまで取ったアイテムをばら撒くため、
敵が多い=アイテムが多い。
直接倒さなくても拾えるのでアイテムチャンスも増える。
詳細は後述するが、キャラクター毎の特色があり
アイテムの量がそのまま強さに繋がるキャラもいれば、
全く繋がらないキャラクターもいるため、ここで戦略が生まれる。
勿論、敵が多いってのはそのままピンチに繋がるぞ。

逆にプレイヤーが少ない部屋は自分以外の全滅を狙える。
他のプレイヤーが全滅するとボーナスとして大量のアイテムがばら撒かれる。
(ついでにトロフィーも取れる)

大人数部屋でハイエナプレイするか、
小人数部屋でキングになってボーナスを得るか。
あるいは大人数部屋で全部ぶちのめしちまうってのもいい。
プレイスタイルと性格、これらが如実に現れる面白い要素だ。

 

f:id:exa_axe:20210606021448j:plain↑ブロックが薄く表示されているのが分かるかな?ここに落ちてくるので避けないとダメージだ。

もう一つの駆け引きは
エリア移動するともう一度壁が降ってくるんだけどそこでの位置取りだ。
降ってくる壁に当たるとダメージを受けるので
丁度小部屋になるようにあいた隙間に逃げ込む形となる。

しかし男2人、密室、何も起きないはずが無く…。
ゲームシステム上、小部屋に2人いるとどちらも死ぬ可能性が高いので
この小部屋に陣取るぞ!もう誰も入ってくんなよ!とするのが基本。

なんだけど、

HPが1の状態の相手がいて、自分が2ならば(初期HPは2。1回は死んでOK)
あえて自爆覚悟で同じ小部屋に入りそいつをキルしてしまう、なんて戦術も可能。
ダブルクラッシュと行こうぜ!自爆テロをキメてしまえる。

勿論、自分がやられるときには
バッ・・・馬鹿やってんじゃねぇ!ここは追い抜きとかそういうのは、無しなんだよォォ!!!!!と、心底震えあがるわけだが。

 

f:id:exa_axe:20210606023920j:plain↑ライフは画面中央下のハートマーク。一発死んでもいいってのが面白い、革新的なルールだと思う。

ボンバーマンが死ぬと、アイテムは先述の通りだが
必ずライフ回復アイテムを落とすため、自爆しても回収できてしまう。
この仕様、上手やな~!と素直に感心。
積極的に攻め、そして瀕死の相手を見逃さないプレイが促されている。

 

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↑各キャラ固有の能力がある。画面中央が能力限界値になっており、それ以上とっても成長しない。
んで後回しにしたキャラについて。
無料の場合は、一部のボンバーマン系統のキャラのみしか使えず、
課金した場合は、KONAMIキャラの見た目をした通称”課金キャラ”が使える。
そんで課金キャラは特殊能力を持ってんのよ。
例えば敵の動きを止めたり触れただけでキルしたり透明になったり等多岐に渡る。
ちなみにスネークボンバーは新規収録したボイスが入っていてファンなら聞く価値アリだ。

これだけ聞くと課金有利に聞こえるが、課金キャラは往々にして能力限界が低い。
プレイ中にアイテムを集めても伸びず、無駄になることが多い。
あと能力にクールタイムが設定されてるしね。無敵じゃない。

 

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代わりにボンバーマン系は能力限界が概ね高く、またその中でも個性がつけられている。

白ボン:大器晩成型。最初は弱いがアイテムを集めまくると全キャラトップの性能に。
緑ボン:逃げ型。性能も限界も低いが、爆弾をずらすキックやパンチを初期から持つ。

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黒ボン:速度型。最初から白ボンより能力も高いが限界値は白より低い。黒人差別か?
黄ボン:人間の屑。ゴミカス野郎。うんち投げ投げクソ野郎。

是非黄色以外のボンバーマンを試してみてほしい。
意外とバランス整ってるな…と感心するはずだ。
(最後まで生き残っちゃうと白が強すぎるきらいはあるが)

いいか?黄色以外だぞ!黄色を使うなよ!絶対だぞ!!

 

正直、おそらく今読んでる人が思ってる以上に良く出来てますよ。
子供の頃にプレイしていたボンバーマンを思い出して
アレ、そんなに面白かったっけ?となっている人もプレイしてみると
アレ、ボンバーマンってこんなに面白かったんだ!?
と驚くと思います。実際自分が一番驚きました。

友達と遊んでても滅茶苦茶盛り上がりますし、
逆転要素が殆どないけれど盤面の変化が多いので結構ドラマティック。

 

f:id:exa_axe:20210606023334j:plain↑ここからが長いのだ…。キャラ選択時に裏でロードしてないのだろうか?してもこれなのか?

まー難点はありますよ。ざっくり2つほど。
一つがロード。
Switch/PC/PS/Xboxのクロスプレイの弊害か、キャラ選択後のマッチ開始までが結構長い。
負けた際にハイ次々!と切り替える間もなく始まるのが理想なんですが
マッチング自体は早いのにキャラ選択からが長い。

あと余計な工程を挟んでるのもマイナス。
今マッチ開始まではこういう流れなんですが

  • マッチング⇒キャラ選択⇒ロード⇒開始

いちいちキャラ選ばせなくていいじゃん。
キャラ被っても問題ないんだから
お気に入りキャラという設定をさせてササッと初めてくれればいいのに!と思ってしまう。
マァこれはフレンドとの対戦との仕様の流用でしょうね…。残念。

 

そしてもう一つ、
強制的に「人類が愚かである」ことを気づかせてくることだ。

 

□人類は愚かァ!(バカァ)

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↑うまく位置取りして爆弾を投げてキルを取った瞬間!最高!でもゲーム後半で壁が無くなると攻め手がなくなる。

実のところこのゲームは、キルが取りにくい。

これはボンバーマン自体の根本にある問題で、
基本的には壁・キャラ・爆弾という形で挟み込むのが一般的なのだが、
ゲーム後半は壊せる壁が無くなるため、爆弾2つで挟み込む形になり難易度が大幅に上がる。

ただ、自分の爆弾で死んでしまうリスクがあることが一つ。
キックやパンチによって爆弾をズラせてしまうなどあまりにも簡単に逃げられてしまう。
特に最後のタイマンは同じ性能だと相当難しいです。
まぁだからこそサドンデスがあるのですが。

じゃあ死因の多くはなんじゃい、というと
大半はうっかり、である。八兵衛かよ。

とはいえ冗談ではなくうっかり死ぬことが凄く良くある。
本当に死因の8割を超えるだろう。

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↑左上のピンクボンの様にちゃんと射線を避けてれば当たらないんですこのゲーム。なのに当たるんです…。

元々ボンバーマンは射線が分かりやすい。
どのくらい射程距離(火力)があるのかは一見ではわからないが、
少なくともどこにいたら当たる可能性があり、どこにいたら当たらないか、
と言うのは絶対にわかるようになっている。
だって爆弾💣っていう分かりやすいフラグがあるんだぜ?

な~の~に、当たる!
例えば操作ミスで爆風の範囲に当たっちゃう、うっかり爆弾を見逃す、
まぁこれは愚かですけどまだかわいい方ですよ。

f:id:exa_axe:20210606025356j:plain↑オブァー!!なぜ俺は見えてる地雷にツッコんだ!?という欲にまみれた目が悪い!愚か!

わーいアイテムら(*´▽`*)!
と駆け込んだ先に爆弾を食らったときは流石に愚かすぎない?と頭を抱えた。
人類の愚かさにこれでは人類に英知を与えるなんて無理だよ!と感じてしまいます。

僕は全部の死因を実践しましたが?(n敗)
みえてたぢゃん!
わかってたぢゃん!
なんでHPマックスの状態でライフを取りに必死に走ったァ~~~!?
※相手の回復を潰すという意味はあります。自分が死んだらアホですが。

テクニックで殺されることもまぁ無くはないんですが、
このうっかりミスで死ぬことの多いこと多いこと!
死因が「相手が上手かった」「俺が凄かった」じゃなくて
「人類が愚か」に起因しちゃう!

 

f:id:exa_axe:20210606025952j:plain↑栄えある優勝シーン。しかしどれだけ倒したかは全くわからないので少々ガッカリ。機能追加してくんねーかな。

あと評価下げるほどじゃないけどちょっと残念なのが
キルログとキルポイントが存在しないこと。
珍しく上手く敵をハメてキルを取った際、ゲームが褒めてくれないんですよね。
ゲームが「人類は賢いんだ!」と言ってくれない。
なので「俺凄い!」となりにくいんですよね。

Apexやフォートナイト等、本来生存が最重要視されるバトロワというルールでありながら
マッチ後にキル数を出すのはこれが理由でさぁ。
キルするとスゲー!って周りに褒められてかつ自分の目標になるわけなんですよね。

ゆえに一位を取った時は嬉しいんですけど、
2位になったけどいっぱいキル取った!みたいな喜びが無いのが本作の欠点です。
オールオアノッシング、とでも言うべきでしょうか。
ミスった時にひたすら悔しい!だけで終わってしまう。
(友達とやると珍プレーも面白いんですけどね!)

 

f:id:exa_axe:20210606031625j:plain↑自ら落ちてくるブロックに飛び込んできたフォロワー。可愛いねぇ(暗黒微笑)

ただ、やればやるだけ人類の愚かさに気づいてほくそ笑みと共に
ちょっと人間が愛おしくなります。
愛すべきバカとでも言いましょうか。

んで自分の馬鹿さ加減に気づいて死にたくもなります。
死ぬべきバカじゃないのか俺は…と。
でも大丈夫。
今なら無料でいくらでも爆死できますからね!
何なら課金してもたったの1100円で死ねますよ!

 

□総評

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良作です。
見た目に騙されちゃダメ。
一見へーどうせ子供向けやろ?と思いつつやると、
思ってる以上に全体的にバランスも出来が良くて、ぼっこぼこにされるから面食らう。

 

f:id:exa_axe:20210606030908j:plain↑プライベートマッチ機能も完備。しかし友達は未実装なので土下座でもして呼んでください。

一点ちょっと難癖に近い難点としてはフレンドとやるときは
プレイヤーの人数がそこそこいないと面白みが薄いという点でしょうか。
4人だと足りません、最低でも6人くらいは欲しい。

自分は発売初日に10人ほど集めてプレイしてオモシレッオモシレッとなってましたが、
その実土下座して全員の靴を舐めて漸く来て頂いたので…。

後はランクマが正常に機能するかどうかでしょうね。つまり人数が必要。
基本無料ゲームはどうしても大量に存在しやはりFPSが主流であるのは覆しにくい。
ボンバーマンバトロワがどんだけ粘れるか…は未知数です。

とはいえ、面白いし無料ですのでちょっとやってみるといいですよ。
と素直におススメしやすいタイトルです。
だからお勧めします。

さて、爆死と言うのは基本レアな死に方です。
松永久秀が爆死一つで歴史に印象に残りまくってるわけですから。
しかし最近のオタクの死因は爆死が多い。
主にガチャでの爆死が!

だがオタクよ。ガチャで死ぬな、ボンバーマンで死ね。

それではタイトル通りの言葉で〆よう。
爆死が無料!今すぐ逝け!

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↑コラボキャラスキンも無料!今後の展開が割と楽しみでPS5の容量の片隅に入れるには十分な面白さだぜ!