ホスピタル病院

自分をモヒカン社畜だと思い込んでいる17歳JKのブログ

ジジイになるな、勃起しろ。『二ノ国2』レビュー。

 

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輝いてますかあの頃のように光放つ少年のハート(挨拶)

開発を担当したドラクエ8を除くとダーククロニクルにまでさかのぼるほどレベルファイブとはあまり縁がなかった。
ただ、社長である日野氏が脚本をやりたがる割りには脚本の出来が良くねぇということは噂ながらに聞いていた。それこそ映画二ノ国なんかはボロクソでしたしね。
で、本作の脚本はどうだったのか?・・・うん、まぁね!

ということで二ノ国2』をレビューしよう。

なお、本稿ではシナリオについて若干踏み込んだネタバレをしている。
ラストのオチをばらす様な行為はしないが、一部の章の大幅なネタバレをしているため気にされる方はバックオーライでよろしくシクヨロ。

 

 


□概要

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↑我々の世界、一の国に落とされたミサイル。それを受けたロウランが今はやりの異世界転生をして始まる。

我々の世界、一の国。大統領である私、ロウランは確かに見た。世界がミサイルで破壊される様を。
まばゆい光を身に受け、目を覚ました時には別の世界、二ノ国にいた。

そこで出会った少年、ゴロネールの若き王エバンは家臣であるチューダインの起こしたクーデターにより命を狙われていた。そして成り行きではあるが私は彼と共に国を脱出した。

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↑金髪が主人公エバン、ネズミがクーデターを起こした家臣チューダインだ。

私は彼に問うた。このまま人里離れた場所で隠れ住み生きていくこともできると。
彼は私に答えた。自分は二ノ国に住む全ての人が笑って暮らせる国を作りたいと。
そのために自分は二ノ国における国を全て同盟により繋げると。

私は笑った。出来るわけが無いと。酔狂な夢だと。だが彼の目はまっすぐ前を見据え世界を見ていた。この夢の一助となろうとした私もまた酔狂だった。

これは物語だ。遠い国の私の親友の物語さ。

先に結論を言っておこう。
加点方式だとそこそこゲー。減点方式だと神ゲー
というとかく”安定した優等生”タイトルである。

全体的なUIなどに不満はほぼなく、レスポンスもよい。ちょっと足が遅いかな?と思ったがゲーム後半には気にならなくなる程度。
目に見える不満は殆どない。なので
出来の悪い脚本が物凄く悪目立ちする、という日野社長のセルフ羞恥プレイに僕らが付き合う羽目になるのだ。

 

□日野社長鶯谷デッドボール説

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↑クーデターの最中命を落とす家臣のために新たな平和の国を作ると誓うエバン。

このレビューを書く前にいろんなレビューサイトを見たがシナリオについては
子供向けすぎる、あるいは子供向けだから仕方ない、という言葉でさらりと流すものも多い。
そりゃあちょっと勿体ないだろう。
シナリオ作ってる側が言うのは論外だが、レビュー側もそれで終わらすのは勿体ない。ということで詳しく書いていくぞ。

僕はいうてゲーム、特にRPGの脚本なんてゲームプレイ部分がおもしろいなら
目に見えた破綻が無ければ良くね?という信条だ。シナリオの評判の悪かった時期のテイルズシリーズも楽しくプレイできる人間だ。

残念ながら本作は無視できないレベルで粗が現れ
プレイする中でこんこんと困惑が産まれる。
狩りゲーなどにある可も不可もないシナリオってもしやレベル高いのでは?となるぞ。

何がそんなにひどいのか、というと大きく2つの問題があり、

  1. 主人公達がピンチになることが序盤以外でなく、ひたすら起・承・結の物語が続く
  2. 全体的に雑な解決方法と雑な事後フォロー

この2つが大きい。

プロットそのものは魅力的なのだ。国をクーデターで追われた王子が異人の力を借りて国を作り天下統一する。これだけならば重厚なファンタジーだ。本作は章仕立てで作られており、序盤はまさに王道ファンタジーになっている。

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↑序盤の定番、やけに親切な人。こんな人、いるんですかねぇ…?裏があるんじゃ…?

序盤の事件から命辛々落ち延びた後、親切な人に助けてもらう流れはドラクエ4の口の悪い木こりを筆頭によくある王道ファンタジー展開でニヤリとしてしまう。
本作では「ミセス・マーサ」ことマーサおばあちゃんがその役目を果たす。
なおこのおばあちゃんはちょっとしたお使いさえすればシナリオ進行上必ず国民になってくれる。
ここのババアはよいババア~子どもに優しく金持ちだ~おおババアよフォーエバーソーファイン~

しかし主人公チームがピンチになる、主人公が挫折するという展開はこの序盤の章で終了してしまう。捕まったりするシーンは有るがやけに聞き分けのいい相手があっさりと拘束を解くシーンが2度もあるほどにヌルく、ピンチにならないため抑揚のない平坦な印象を受ける。
起承転結の転がないから点(数)は無しな!w…ん?なんだよ。

 

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ただ、全く見どころが無いかというとそうでもない。
定番シチュである「国内にチューダインの内通者がいるため、エバンを裏切ったふりをしてそれを利用する」という展開があり、うっすら
「裏切ったふりでしょ?そしてチューダインもそれをわかっていて利用するつもりでしょ?」と先の展開は読めたがワクワクした。

そしてまったくもって予想通りの展開になるが中々よかった。
便利アイテムが急に出すぎかなとは思うものの敵味方共に頭を使っていたり、
裏切ったふりをしたキャラもきちんと一部の仲間には事前に打合せしていたり(これやってない作品が多い!)
裏切者!と罵倒していたキャラも心の底では心配していたりとありがちなテンプレではあるものの、「そうそう、こういうのでいいんだよ」と言える良いシナリオだった。

国内の内通者が放置されなければ、だが。

そう、まさかの放置である。
流石の自分も内通者を無視して物語が別の章に行ったときにはいよいよ俺もボケたか見逃したかと老化を疑った。しかしマジでスルーされていたのである。
だが、考察してみると容疑者は一人に絞られ、悪魔じみた事実に気づいてしまった。

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↑町中にいるのは国民のみ。そして必ず仲間になるクーデターが起こった国の近くに住んでる婆…

自分たちの国にはいわゆる行商人のようなものは来ない。ゲーム的な都合もあるのだろうが、観光客すら見かけない。つまり、国民の中に内通者はいる。
また、国民の数も自主的に集めない限り、裏切者の章時点では先ほどのマーサと一部の空賊、そして幹部(パーティメンバー)のみである。*1

つまり内通者は「マーサ」である。*2

という説が成り立つ。このババア、極悪か?

事実、彼女の家はゴロネールの近くにあり、チューダインが先回りした可能性は否定できない。
また、彼女はエバンたちの国では魔法省の役員待遇でスカウトされており、仮にチューダインが失敗しても省の役員としてぬくぬく暮らすことが可能である。
このババア、害悪か?

日野さんがそこまで考えていた…?

 

 

 

 

脚本の人そこまで考えてないと思うよ。*3

実際、本当にこの内通者の正体は分からずじまいであり、ありえないキャラが状況証拠的に犯人扱いできてしまう時点で何も考えてない証左である。
大分茶番で文字数を費やしたが、はっきり言って序盤と裏切の章、そしてラスト以外は読めるシナリオの域に達していない。

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↑サディスティック・ラブな女王。見た目はめっちゃ好きだがババアだ。

特にひどいのは第5章の「女王の目」というシナリオ。ここの酷さはとびぬけている。
「サリーとアンのテスト」という有名な心理検査があるが、この診断をリアルでやられているような作者の頭の中には入っている前提条件がプレイヤーに説明されずに会話が進行される、という展開を味わえる。

先ほどの裏切者展開はまだ読めるしネタになるからネタバレしてでも語ったが5章に関しては読んでいて困惑する。ただ困惑する。
シナリオの詳細はぜひ読者にもこの味を初見で味わってほしいから伏せさせてもらうが
一つだけバラすと、この女王とある事情で300年以上生きている。
やっぱりこいつもババアである。日野さんは婆嫌いか?

と、ここまで書いておいてなんだが
脚本に対しては個人的にはそこまで悪い印象が無い。
理由は後述するが、とあるものを感じるからだ。それは後に語るとして。

まぁ客観的に見て出来の悪い脚本、それと反比例するかのようにそれ以外のゲーム部分は決して悪くない。悪くないのである。

 

□優等生的な落ち度の無いゲーム

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↑久しぶりにワールドマップのあるゲームをやれた。これだけでかなりうれしいジジイである。

まず、古い冒険心を揺さぶってくれるところは評価したい。ゲームとしては昨今流行のオープンワールドではなく、ワールドマップを採用したちょっとオールドタイプの作品である。
王宮で震えていたエバンはクーデターから命辛々逃げることに成功する。それまでは戦えなかった彼(PTメンバーに入らない)もこれからは自分も戦う!戦う意思を、そして争いの無い国を作るために世界に飛び出す覚悟を決める
この覚悟のイベントを終わらせた直後からは
非常に広大なワールドマップが眼前に広がるようになる。

狭い世界にいた主人公が覚悟を決めて世界に飛び出すと広大な世界が広がる、というシンクロ。古くっさい演出じゃのう(ニコニコしながら)
…今でも語り草となるFF7のミッドガル脱出後等を彷彿とさせるこのオールドタイプのJRPGめいた演出はPS1・2に魂を惹かれたオールドタイプである自分には直撃。
ババアババアと言ったが俺もジジイなんだよな…とすがすがしさとフガフガしさを感じる。

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↑海めっちゃうれしい。遠い遠い水平線に思いをはせて出発進行。

もう一つ、JRPGで久しぶりに自分で操作できる船を見た。
昨今のゲームって悪魔の実でも食ったのかっていいたくなるほど海に対して弱いキャラが多いじゃん?堕ちたら即死とか近くにワープして復帰とか多いじゃん?でもこのゲーム有るんだよ海と船が。
だだっ広いだけで特にこだわった感じのある海ではないが蒼い水平線を見たときにはちょっと感慨深くなっていた。

 

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↑町のつくりは非常に出来がいい。惜しむらくはもうちょっと遊び要素が欲しかった。カジノとか。

また、ダイスの国を筆頭に各国のデザインはかなり優れている、良くできてる。
BGMも結構珍しくオーケストラで演奏されておりゴージャスでありながら各国のイメージにバシッとキマっている。ここら辺の味付けは昨今中々味わえないJRPGらしさを堪能出来て美味。ババアゆえに恐らく老眼であろう(街を監視する)女王の目もカッコよくて良いぞ。

 

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↑分かりやすく派手なアクション戦闘。フニャの加護を受けて戦うボス戦はギミックに優れる。
戦闘もなかなか”良くできてる”。フィールドではシンボルエンカウントだがダンジョン内はシームレスに戦闘に入る。敵がいる位置が固定、というのもあるがここまでスムーズに戦闘にin/out出来るゲームも珍しい。
パーティキャラは6人中3人という若干少ない数だがそれを補うようにフニャという精霊、ポンゴという守護神、とサポートメンバーが戦闘に参加し画面を彩る。
近接武器は三つまで装備でき、それぞれでバーストゲージというステータスを持つ。バーストゲージが100%の時に技を撃つと技が派手になり威力が上昇する。
三つも武器を持てるのがめんどくさく見えるだろうが、敵がハクスラの要領で武器を落とすためアフターフォローはばっちしだ。

そしてレヴァナントキングダム、と銘打っているように
本作最大の目玉は国造りである。
そして個人的にゲームの本質と考えている「飴と鞭」これがガッチリハマった

 

□人は石垣、人は城、人は堀。情けは味方、仇(あだ)は敵なり

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↑税金貰ってレッツラ国造り。様々な施設が王国を彩る。

最初は真っ平の平原から国民が働き納めた税金(本作ではKGと表記される)で施設を作っていく。
経営シミュレーションめいたシビアさは全くなく、シンプルにゲーム内の時間経過で税金が増えていき、減る要素は無い。めんどくさそうに見えるこの時間経過がミソだ。

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↑何もないところにポンと立つ施設。レベルが上がれば見た目も変わる!

武器屋に防具屋、道具屋等の商業施設から木工所や農場など素材を得られる施設などバリエーションに富んでいる。
これ等を運営するには国民が必要だがその国民はどうするのかというと他国からスカウトするのが基本となる。

結構な大物や軍人すらもスカウトできるためこれ亡命じゃね…?と国際問題を懸念してしまうがそこは考えるな。今の国際情勢を考えたら亡命くらい大したことないだろう。

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話しかければ即スカウトされるのもいればお使いをこなす必要のあるものもあり、それなりに時間を費やす形となる。
また、施設ごとに研究という概念があり、例えば武器屋なら「新しい武器を作れるようになる研究」を完了させるためには先ほどの税金と同じくリアルタイムで待つ必要がある。
また、施設の建造・研究によって国力は上がっていき、国力の総量で税金は上がっていく。
そう、国を発展させるための3種が相互関係になっており上手く噛み合っているんだ。

  1. 税金を回収して研究を開始する。(or施設を建造する)
  2. 国民をスカウトするため外の世界で時間を使ってクエストをこなす。
  3. 研究を完了する。上がった国力と時間から増えた税金をチェックする。
    (1に戻る)

非常に簡素だがこのループはそのまま「やれることが増える」というゲーマー垂涎の飴となっている。
強力な武器防具を作れたり、店のアイテムが割り引かれたり新しい魔法を覚えられたりとあまりにもやれることが多くなる。

このループが分かっているのだろう、本作は「どこでもリレミト+ルーラ」が出来るようになっているが、自分の城についてはいちいちカーソル選択の必要はなく△ボタン一発で帰還できる。これエライ。わかっておる。

 

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↑王国そのものにレベルがあり、上げることで範囲が広く、そして新しい施設が作れる!

そしてもちろん、施設が立つし施設のレベル、王国のレベルが上がると外見が変わる。
豪華になっていく街を見ながらしゃぶる飴ちゃんは最高だ。
最大の目玉として売り出し、そして満足させるクオリティは十分にある。
加点方式ならば間違いなく大幅なプラス要素だ。
だが唯一のプラス要素、と言っても過言でない。
それほどにここ以外はもろ手を挙げて加点する要素がない。

今回長くなるため省いた進軍バトルも含め、
全体通してなかなか面白い、の域を超えておらずひたすらに平均点を少し超える程度。

このキングダムモードにしてもそうだ。
子供が迷わないためにお手本、はあってもいいかもしれないけれど、施設によって作れる場所が決まっており、自由な建築が出来ない。
王国内はデフォルメのみでリアル等身で町中を歩きまわれない等もう一手間二手間欲しい、と素直に思う。
何かが足りない。だからジジババに食わせる病院食のようなうすあじになっている。
何が足りないか?俺の出した結論はこうだ。
性癖を感じない。勃起が足りんのだよ。

 

□脚本素人アキヒロセブン。

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↑やりたいことはとてもわかる。テーマを繰り返し描き、名シーンっぽいものも用意される。

老人ホームで迷惑かけるエロジジイもいるしそれは軽蔑するけど
男は生涯子供のような情熱をもって勃起すべきなんだよ。
女もそうさ、女も勃起しろ。

ここでいう勃起ってのはリビドー・性癖・エゴイズムといった開発者側のワガママや粗っぽさ、感情や情熱と読み替えてほしい。
だから男の開発者だけでなく、女も勃起できるし、してほしい。しろ。
青春に期限なんてない勃起に年齢は関係ないと思うよ。だってそうだろ?

このゲームをクリアしてレビュー書く前に、いろんなサイトのレビューを見たんだけどンマー判を押したように皆一緒なのよ。
シナリオダメ(幼稚)、グラフィック良し、戦闘中々、キングダムは良い。良い所も悪い所も皆一緒。
これね、他人の感想にケチつけたいってわけじゃなくて皆こうなっちゃうというこのゲームの特殊性を言いたいの。
このゲームのいろんな要素からは優等生さを感じるのよね。

平均点が80点なら82点は確実に取ろう、みたいな計算されたやる気。
実際、「この要素いらなくない?」みたいな無駄な部分が無い。
だから「面白い」よりも「よく出来てる」という言葉が先に出てくる。
分かりやすいところでは俺が戦闘担当ならセリフの掛け合いはガンガン増やすし、必殺技の連携とかヒット数によるパラメータへの影響とか…とちょっとプレイしただけでもポンポンアイデアが湧く。
とにもかくにもマイナスにならないように作ってる感じがあまりにも心をくすぐらない。

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↑この二人に限ってみればとてもよくできたシナリオ。ほかの仲間が印象薄いけど。

でね、僕がシナリオダメ出ししつつもそこまで脚本の印象悪くないって言ったのは

  • エバンとロウランの二人の物語としてはちゃんとまとまっていて完結してること
  • エンディング周りはあれっ?と思うほどまとまってること
  • ヤリたいことと見せたいことが分かりやすいこと。

そして最後に各国の設定、起承転結の起の部分は評価できるんですよ。勃起の起。

シナリオから日野さんの性癖というかリビドーはめっちゃ感じるんだよ
俺はシナリオヤリてぇ!!っていうクソデカ感情。
あれだけ腐した第五章「女王の目」も設定が分かると、
これ思いついたとき勃起が止まらんかったろうな…というのは感じた。

若干滑りつつもシチュエーションとしては盛り上がるシーン入れてたり、ヤリたいことは分かる。テクニックは童貞かって位出来悪いし次もこんなん出してきたらアホかというけど。
そう、本作において勃起を見せつけてきたのは日野さんしかいねぇんだよ。
見ろ!俺の性癖を!ってスタンスで来てたのはアキヒロしかいねぇんだ。

だから俺は脚本についてはまぁ印象悪くない。悪くないんだよねぇ…。

 

□総評

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もう、結論は言ってあるね?
加点方式だとそこそこ止まりだが、減点方式だと神ゲー。というとかく”安定した優等生”タイトルだと。
なんというか、親が子供に買い与えたいゲームってこんなんだよね。というのを計算した作品だ。その目論見が成功してるかどうかはわからんが。

…子供向け作品っていってもさ、作品は子供の時にやって大人になっても覚えているってことが名作の条件だと思うんですよね。
未だにクロノトリガーを俺は覚えてる。
魔王とカエルの一騎打ちを口ずさむメロディーが思い出させてくれる。
あの全てを失い、意義もなく意味もなく遺恨のためだけに2人だけで戦う。このシチュエーションが男の子には堪らない。勃起する。
あと魔王の名前を操作ミスって”ラ王”にしちゃったことも。

勿論、心は子供でももう僕はオッサン、ジジイなので子供の気持ちは分からない。
もしかしたら子供はこのゲームを生涯忘れない傑作だと評価するのかもしれないんだけど俺は正直そうは思えない。だって勃起が足りないんだもの。

今回比較的勃起してたのは日野晃弘で、プロデューサーも日野晃弘だったけどほかのスタッフの勃起を押さえつけてたのが日野晃弘ならばそれは間違いだと思うんだよな。
もっとワイルドに、豪胆に、面白いってものをガンガン挿入してほしい。

ということでこの言葉で〆よう。


#スタッフのチ〇ポを見せろ日野晃弘

Twitterのトレンドに乗せてくれよな。ではよしなに。

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 ↑いい夢見ろよ!そして朝勃ちしろ!

*1:ただ、この後の章では国のレベルを上げる必要がある=国民の数を増やす必要がある

*2:空賊はこの裏切者展開では囮として使われるため除外

*3:真顔で何てこと言うの千代ちゃん